税金ってどのくらい払わないといけないの?
A.働いて給与所得を得た場合、所得税という国の税金と住民税という地方の税金がかかってきます。住民税は前年の所得に対し課税され、所得税はその年の所得に対し課税されます。 税額は、一年間の給与収入から様々な控除額(給与所得控除、社会保険料控除、医療費控除、配偶者控除、扶養控除等)を差し引いた課税対象所得金額に税率をかけて計算されます。
毎月の給料が一定額以上の場合には、源泉徴収といって、毎月の給与から税金が天引きされます。源泉徴収は税金の仮払いのようなものであり、 年末調整や確定申告という手続きで正式な税金額を確定します。年末調整とは、一年間に支払った給与の合計額から正式な税金額を計算し、源泉徴収額との過不足を精算する手続きです。 これは会社がおこないます。
一年に二つ以上の会社で働いた場合は、確定申告が必要になります。確定申告とは、1月1日から12月31日までの一年間の収入を合計し、控除額を差し引いて、税金額を確定させ、 税務署に申告する手続きです(申告期間は、2月16日〜3月15日)。毎年1月になったら会社から源泉徴収票を受け取り、申告の際に提出します。 支払った源泉徴収額が確定した税金額よりも多い場合はその分を返還してもらうことができます。