退職金って途中で辞めた場合でも出るの?
A.就業規則によります。退職金に関する規定があるかどうか就業規則を確認してみましょう。
もしある場合、使用者は退職金を全額支払わなければいけません。払わなければ賃金未払いの問題になります。
退職金に関する規定がない場合には、退職金を請求することは基本的にできません。
しかし辞める場合、そもそも退職金だけが問題になる場合はほとんどありません。たとえば解雇で辞めさせられたり、退職勧奨や会社の違法な労働条件のために辞めたりする時には、離職後の生活の補償を求めて労働組合(ユニオン)に加入して会社と交渉することができます。
場合によっては、退職金よりも多くの補償を受けることができます。
いずれにせよ、何もしないままに辞めてしまうと求職時の生活が不安定になってしまいます。
また、辞めた後に退職金や補償を問題にするのは難しくなります。
ですから辞める前に、どういった法的手段がとれるのかを専門家に早めに相談することをお勧めします。