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活動内容

NPO法人POSSE(ポッセ)は、誰もが安心して生活し、働くことができる社会を目指して、労働や貧困問題に取り組む団体です。

POSSEの活動について

POSSEでは、相談へのアドバイス、権利行使のサポートに加え、メディアでの発信などをつうじて、労働・貧困の現場から社会に影響を与えていく活動を行っています。

活動内容

consultation
労働・生活相談
POSSEでは、労働問題、生活支援、奨学金の相談を無料で行っています。件数は年間2000件以上を数えます。 電話やメール、面談を通じての法律知識や解決方法のアドバイス・サポートを中心に、労働組合や弁護士、労働基準監督署などの紹介なども行っています。
labour law education
労働法教育
高校や大学などの学生を主な対象として、労働法について累計100回以上の講義をしています。 労働法の条文の紹介ではなく、ワークショップやロールプレイの実践、実際の労働問題の映像の上映、学生が想定しやすいブラックバイトでの権利行使の練習などの工夫をしています。
magazine production
雑誌制作
年3回発行の季刊誌として、雇用問題総合誌『POSSE』を発行してきました。労働・貧困問題の実態を伝えるルポ・調査や、政策提言や背景分析を論じる研究者の論文・インタビュー・座談会など、多彩なテキストを掲載しています。2008年の創刊以来、朝日新聞の論壇時評で30回以上紹介されるなど、NPO発行の雑誌でありながら、雇用・貧困論壇で注目され続けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

受賞歴

  
2021年 「第8回エクセレントNPO大賞」(「エクセレントNPO」をめざそう市民会議主催、毎日新聞社共催)受賞
2013年 ユーキャン新語・流行語大賞トップテン:POSSE代表・今野晴貴が「ブラック企業」で受賞
2013年 大佛次郎論壇賞:POSSE代表・今野晴貴が『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(2012年、文春新書)で受賞
2013年 仙台市において実施したPOSSEの被災者送迎事業に対して、厚生労働大臣から感謝状を受領

助成金

POSSE発足以来、各種団体から助成金を受領しています。

2023年度(五十音順)

公益財団法人総評会館/公益財団法人地域創造基金さなぶり「生活困窮に陥る若年女性の総合支援事業及び支援者育成事業」/女性及びセクシュアルマイノリティの職場におけるジェンダー差別やハラスメント被害に関する相談支援事業」(社会福祉法人中央共同募金会「赤い羽根福祉基金」)/「困難を抱える若者の生活再建をサポートするための労働・生活相談事業」(公益財団法人東京都福祉保健財団)

2022年度(五十音順)

「在留外国人への緊急支援と持続的体制構築事業」(SAFOR)/「困難を抱える女性の雇用と生活を守るための労働・生活相談事業」(2022年度日本郵便年賀寄付金助成)/「困難を抱える若者の生活再建をサポートするための労働・生活相談事業」(公益財団法人東京都福祉保健財団)/公益財団法人総評会館

2021年度(五十音順)

宗教法人真如苑 / 公益財団法人総評会館 / 社会福祉法人中央共同募金会(三菱財団×中央共同募金会 外国にルーツがある人々への支援活動応援助成)/ 公益財団法人日本財団 / 一般財団法人BNI財団ジャパン / 独立行政法人福祉医療機構

2020年度(五十音順)

OPEN SOCIETY FOUNDATIONS / 公益財団法人倶進会 / 公益財団法人総評会館 / 中央労働金庫 / 公益財団法人東京コミュニティー財団(「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」)/ 株式会社東京スター銀行 / 日本郵便株式会社 / 認定NPO法人まちぽっと(「草の根市民基金・ぐらん」)/ 公益信託オラクル有志の会ボランティア基金

その他、代表例

電通育英会(生活相談)/ パルシステム東京市民活動助成基金(生活相談)/ 市民社会チャレンジ基金(政策提言)/ 草の根市民基金・ぐらん(政策提言)/ みやぎNPO夢ファンド(広報活動)/ 大阪コミュニティ財団(労働法教育)/ 福祉医療機構(被災地支援)/ 赤い羽根共同募金(被災地支援事業)/ JKA(被災地支援事業) ほか多数

沿革

2000年代後半、若者の格差・貧困問題が注目され、特に「非正規雇用」の問題がクローズアップされました。

POSSEは、その最中である2006年に、当時大学生だった今野晴貴らによって結成され、労働相談や街頭調査などを通じて、これらの問題に取り組んできました。

それから10年以上が経ち、雇用の劣化はますます拡大しています。

非正規雇用に限らず、正社員であっても、低賃金・長時間労働が「普通」のことになり、誰もが貧困や過労死と隣り合わせの時代になっています。

私たちは、このことを早くから「ブラック企業」問題として位置付け、活動をつうじて社会問題化してきました。

これまで1万件を超える相談の解決支援や、労働・貧困の実態の啓発、求められる政策の提言を続けています。

2014年にはPOSSEのスタッフが中心となり、個人加盟の労働組合・総合サポートユニオンが設立されています。(http://sougou-u.jp/)

同ユニオンでは、2014年の「たかの友梨ビューティクリニック」事件をはじめ、POSSEと連携して事件解決に取り組んでいます。

現在では、エステユニオン介護・保育ユニオンブラックバイトユニオンブラック企業ユニオンなどの業種別・課題別の支部がつくられています。また宮城県仙台市では仙台けやきユニオンを立ち上げました。

2019年4月には、外国人労働サポートセンターを設立し、技能実習生や留学生、難民を含めた外国人労働者の権利を守るための活動も展開しています。

労働相談・生活相談について

POSSEでは労働・生活に関する相談を無料で受け付けております。

ブラック企業、ブラックバイト、過労死、過労自殺(過労自死)、パワーハラスメント(パワハラ)、セクシャルハラスメント(セクハラ)といった労働問題から、生活保護の申請や利用中の問題といった生活保護に関する相談、奨学金の返済に困っているといった奨学金相談まで受け付けています。

ご相談の連絡をいただくと、担当のスタッフが相談の問題点を整理して、解決の方向性や、場合によっては専門家・団体をアドバイスします。弁護士や労働組合などを活用される際は、相談者からそれらの専門家・団体に対して、着手金・成功報酬・入会費・組合費などの支払いが一般的に発生しますが、POSSEに対する費用の支払いはありません。POSSEはNPOとしての会費・寄付・各種助成金による収入や、ボランティアに支えられて活動を運営しているため、無料での相談対応となっています。

POSSEに寄せられた相談から、労働基準監督署の行政指導、裁判所での民事訴訟、労働組合での団体交渉をつうじて解決に結びついた事例は、テレビ・新聞・雑誌などでも多数取り上げられています。事件解決までの概要は、「解決事例」をご参照ください。

スタッフ

POSSEの主要スタッフをご紹介いたします。
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NPO法人POSSE代表
今野晴貴

大学在学中にNPO法人POSSEを設立。以後、労働相談活動に携わりながら、研究活動に加え、言論活動を展開してきた。社会学者であり、著書に『ブラック企業』(文春新書)、『ブラックバイト』(岩波新書)など多数。2013年度大佛次郎論壇賞、流行語大賞トップ10を受賞。2014年には日本労働社会学会奨励賞を受賞している。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は労働社会学、社会政策。

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NPO法人POSSE理事 / 雑誌『POSSE』前編集長 / ブラック企業ユニオン・裁量労働制ユニオン代表
坂倉昇平

代表・今野とともにPOSSE立ち上げを立ち上げる。雑誌POSSEを創刊し、36号まで編集長を務めた。現在はブラック企業ユニオン・裁量労働制ユニオンなどで労働問題に取り組む。共著に『ベーシックインカムは究極の社会保障か』(堀之内出版)、『18歳からの民主主義』(岩波新書)など。

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NPO法人POSSE事務局長/雑誌『POSSE』編集長
渡辺寛人

2009年よりPOSSEに参加。東日本大震災以降、仙台POSSEで被災地支援活動を行う。現在は事務局長として相談活動に携わりながら、雑誌POSSE編集長として情報発信を行っている。

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POSSE・生活相談公式LINE
  • ID:@205hpims
  • https://lin.ee/kqYb7Fd
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土曜・日曜・祝日13:00~17:00 
03-6693-6313
(生活相談専用)
東北地方にお住まいの方はこちら
022-302-3349

※現在、相談が増加しており、面談の対応等により電話に出られないことがあります。 電話がつながらなかった場合、メールでのご相談の方が確実に対応できますので、相談フォームを通じてご相談内容をお送りください。

※留守番電話にメッセージを残していただく場合は、①生活相談をご希望であること、②端的なご相談内容を教えていただきましたら、順次折り返しご連絡をさせていただきます。

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