9月1週目〜2週目にかけて、命を奪う「エネルギー貧困と熱中症」問題に取り組む夏のボランティアプログラムを開催します。 気候変動により記録的な猛暑が続く中、年々、多くの人が熱中症の疑いで亡くなっています。一方で、その背景にある「お金がなくてエアコンをつけれない」という「エネルギー貧困」は、ほとんど問題となっていません。 7月にPOSSEも参加した「なんでも相談会」には、熱中症対策をしようにも金銭的な余裕がないために「エアコン or 食料」という選択を迫られている高齢者からの相談が多数よせられました。食糧支援を受けた相談者の中には、コッペパンを1日三等分して空腹をしのぐなど極限まで食費を削ることで、なんとか電気代や水道代などのライフラインを捻出している人もいました。ただ、この人も、物価高やエネルギー価格の高騰で、「節約」にも限界がきており、いつ電気・水道が払えなくなり熱中症の危険にさらされてもおかしくない状況です。 そこで、今回のプログラムでは、不可視化されている「エネルギー貧困と熱中症」という問題に直面する当事者たちへのアウトリーチ及び食料配布、生活相談支援を通じて、電気代が払えないために熱中症で命を落とすことが放置される不公正な社会に対抗していきます。 貧困問題に関する知識やボランティア経験の有無は問いません。関心のある方は、ぜひボランティアに応募して下さい!
@川口市民パートナーステーション多目的室やること:日本の貧困問題についての学習会。「エネルギー貧困と熱中症」に取り組むための知識を身につけます。
@川口市民パートナーステーション多目的室やること:川口市内の公営住宅を中心にフードパントリーのお知らせチラシの配布
<*アウトリーチとは:個別住宅へのポスティングや街頭でチラシを配ったり、話を聞いたりすることを通じ、問題を抱えている人に直接アクセスし、問題解決のサポートをします。>
1日目:9月7日(土)12:30~17:30 2日目:9月8日(日)13:30~17:30やること:食料配布、生活相談補助(生活実態の聞き取り)、チラシ配布など*今回のフードパントリーでは、「暑い家の中や屋外から避難してゆっくり過ごせる共有スペース:涼みドコロ」という打ち出しで行います。当日は、自由に涼める場所の提供だけでなく、無料の食料配布・配達、無料の生活相談を実施します。これらを入り口に、今まさに「エアコンor食料」という選択を迫られていて、熱中症の危険にある人や餓死のリスクにある人、あるいは水道や電気・ガスを止められている人からの相談を集め、エネルギー貧困の実態の更なる告発と社会的な対策の直接的な要求行動へと発展させていくことを目指します。
・特別な資格や能力、学歴は一切必要ありません。・経験のあるスタッフやボランティアと一緒に現場で学びながら、実際に社会を変えるための力をつけていきます。・参加費は無料です(※交通費・食費などは自費負担でお願いします)。・1回からでも参加できます。・活動の簡単な説明をし、経験のあるスタッフやボランティアと一緒に現場へ向かいます。
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