https://www.npoposse.jp/magazine/no48.html
大学進学のために借金をしても、労働市場は不安定な雇用が増大しており賃金はいつまでも上がらない。そして何より、気候変動によって人類の存続が脅かされつつある。にもかかわらず資本主義がとまることはなく、経済成長という神話が繰り返され、社会的不平等は途轍もない規模に拡大している。
こうした背景のなかで、世界ではミレニアル世代やZ世代の若者たちが、資本主義に対して抗議の声をあげはじめた。彼/彼女らは「システムチェンジ」を掲げ未来に向かって歩みはじめている。いまはまだ若い「ジェネレーション・レフト」であるが、今後確実に中心的な政治勢力として台頭してくることになるだろう。
翻って日本ではどうだろうか。日本では若者の左傾化というよりは「保守化」の傾向が強いと言われている。しかし資本主義の行き詰まりのなかで、ジェネレーション・レフトへとつながる可能性は、ここ日本においても確実に芽生えつつある。本特集ではZ世代の若者たちの社会運動から、その可能性を探っていく。
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