10月27日【学生向けイベント開催のお知らせ!】(第1弾)『ホームレス「過去最少」の厚労省発表やは本当か?』

■こんな人におすすめ


・日本で広がる生活困窮の実態を知りたい

・貧困問題に取り組むためにどんなことができるのか知りたい

・社会問題の解決に向けたNPOでのボランティア活動に関心がある

■イベントの内容:

厚労省は、今年1月時点の全国のホームレスの人数について、2820人と「過去最小」であったと発表した。しかし、これは公園や河川敷など屋外で生活している人を目視で確認した数に過ぎない。ネットカフェや24時間営業の店、友人宅に居候している人については、国はなんの実態把握も行っていないのだ。

そこで今年の7月、POSSEでボランティアをする学生たちは、国の統計にはカウントされない「ホームレス化」の実態とその背景を、過去の相談記録を元に集計・分析し、発表した。調査では、相談を寄せる若年層のうち4割がホームレス状態、つまりネットカフェや友人宅などに滞在している状態で相談に訪れていること、相談者のなかで生活保護の窓口に行ったことのある人のうち75%もの人が、ホームレスであることを理由に劣悪な施設への入所を強要されるなど、行政による違法行為や問題行為を経験していたことだった。

学生による「見えないホームレス化」の実態の告発は朝日新聞、Abemaニュースなどで取り上げられたほか、Yahoo!ニュースでトップ記事となり、大きな社会的注目を浴びた。私たちはいま、国がこれまで見過ごしてきた若者の貧困問題の実態を把握し、行政の問題行為の改善に向けた取り組みを、全国の支援団体や弁護士と連携しながら進めている。

埋もれている貧困問題をどう明らかにし、どう全ての人の生存と自由が守られる社会を作っていくのか。学生である私たち一人ひとりには何ができるのか?調査結果と今後の展望を、調査に携わった学生が報告する。

■日程:

10月27日(日)開演15:00- 閉演17:00

■スケジュール
:

14:45 入場開始


15:00 開演


15:00- 岩本理事、目黒より報告


16:00- 質疑応答・ワークショップ


17:00 終了

■参加方法:

こちらのリンクからpeatixの申し込みサイトへアクセスし、チケットの申し込みをお願いします。学生・若者の参加費は無料です!

■開催場所:


文京シビックセンター地下1階 文京アカデミー学習室
(後楽園駅・春日駅 直結 JR水道橋駅 (東口) 徒歩10分)

■講演者プロフィール

岩本菜々
(NPO法人POSSE理事 一橋大学大学院修士課程)
2020年にPOSSEに参加。奨学金返済者の実態調査及び政策提言、困窮者支援活動などを通じて労働・貧困問題に取り組んでいる。NHK『日曜討論』TBS『news23』『報道特集』などのメディアに出演。

目黒息吹
(NPO法人POSSE学生ボランティア 東洋大学2年)生存が脅かされるほどの日本の貧困の現状を知り、大学入学後、POSSEに参加。東京と出身地である仙台を拠点に貧困問題に取り組んでいる。

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