■『POSSE vol.41 特集 移民が開く新しい時代』
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A5判/192頁/本体1,400円+税/2019年3月28日発行
■vol.41目次
外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管法が成立した。
すでに外国人労働者の数は140万人を超えており、
今後も増えつづけていくことになる。
いま必要なのは、移民受け入れの是非を問うことではなく、
移民と共により良い社会を作るための議論だ。
本特集では、これまでの日本の外国人政策を振り返りながら、
私たちがこの新局面にどのように向き合うべきかを展望する。
◆特集「移民が開く新しい時代」
[座談会]これからの「移民」の話をしよう。――外国人労働者とともに歩むニッポンのゆくえ
明石純一(筑波大学准教授)×岡部みどり(上智大学教授)×八代尚宏(昭和女子大学グローバルビジネス学部長・特命教授)
司会 五十嵐泰正(筑波大学准教授)
外国人労働者受け入れの歴史と入管法改定
――都合の良い労働力に依存する地域をどう変えるか
鈴木江理子(国士舘大学教授)
新世代農民工は、技能実習をどのように経験したのか
劉 芮竹
シャープ亀山工場におけるストライキ闘争
――iPhone部品下請生産の減産に伴う外国人労働者の不当解雇をめぐって
広岡法浄(ユニオンみえ書記長)
入管法改正を労働運動はどう見るべきか?
――定住化を支援し、外国人労働者を組織化する運動へ
指宿昭一(弁護士)
◆ミニ企画1「東京オリンピックと体育会系社会のゆくえ」
矛盾だらけの五輪ボランティア問題――史上空前の巨大商業イベントの裏で何が目指されているのか
本間 龍(作家)
体育会について語るときに僕の語ること
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部専任講師)
アスリートたちのもう一つの試合場(前編)
――世界の選手会が闘うなか、日本はどうする?
川井圭司(同志社大学教授)
◆ミニ企画2「沖縄の貧困と基地問題」
ねじれた糸を解きほぐす、メインプレイヤー不在の沖縄――沖縄の基地問題・雇用問題・貧困問題
春田吉備彦(沖縄大学教授)
貧困を構造化する沖縄振興体制
――ナショナルミニマムからソーシャル・ビジネスへの予算組み替え
島袋 純(琉球大学教授)
◆ミニ企画3「After #Marx200 ――社会運動とマルクスの可能性」
政治主義、制度主義的な反貧困運動から当事者のアソシエーション活動への発展藤田孝典(NPO 法人ほっとプラス代表理事)
労働者に語りかけるマルクス、一人では生きられない社会で
真島 隆
フェミニズムとマルクス
鈴木由真(ちゃぶ台返し女子アクション メンバー)
社会変革の主体としての労働者階級を形成するための思想
指宿昭一(弁護士)
日本でもマルクスをリバイバルさせよう!
マルチェロ・ムスト(ヨーク大学准教授)
◆書評
井手英策・今野晴貴・藤田孝典 著『未来の再建――暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン』
本誌編集部
◆連載
My POSSEノートpage6 労働から社会を変える
田澤 斎
NGOレポートで読み解く第三世界の労働
特別編 アパレルブランドが依存する第三世界の過酷労働
――労働運動のグローバルな連帯に向けた取り組み
社会を変えるのは私たち
第2回
大澤祥子(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション 共同代表理事)
海外留学見聞録
No.4 イギリス リーズ大学
眞鍋せいら
知られざる労働事件ファイル
No.14 大阪・地場スーパーの長時間労働・残業代不払い事件
木下進(全国一般大阪地方労働組合執行委員)×池田伊佐男(サンプラザ労働組合特別執行委員)×上西順一(サンプラザ労働組合執行委員長)
立ち上がる労働者たち
第3回 労働組合は「強くなくてもできる」――仲間に支えられて勝ち取った和解
それぞれの町で
第6回 空白地帯と制作のリズム
――2拠点活動の模索
石井雅巳×瀬下翔太
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『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。
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