■『POSSE vol.54 特集 地方移住の先にユートピアはあるのか?』
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A5判/180頁/本体1,540円(税込)/2023年8月31日発行
■vol.54目次
小松理虔×伊藤綾×五十嵐泰正/寺井元一×西本千尋/林 凌/佐々木大記
資本主義的な都市部でのライフスタイルを拒否しオルタナティヴを求めるような流れは、コロナ禍のテレワークの広がりの後押しも得て、都市からの移住を促し「移住ブーム」ともいえる状況を生み出している。
こうした状況をどうみるべきだろうか。本特集では、移住先での生活や地域のあり方についての課題を、それぞれの地域にかかわりをもち、実践している方々の座談会やインタビューによって多角的に捉えようと試みた。
移住ブームのなかで見落とされがちな地域の課題や論点を拾い上げ、移住と地域における未来の可能性を探る。
◆新連載
オメラスから発つ道の途上で第1回 「被害」の消費ではなく、不公正を告発するためのメディアを
岩本菜々(POSSE学生ボランティア)
◆最新情勢インタビュー
ハリウッドのストライキシャバーリ・アーメッド(脚本家、小説家)
技能実習制度の廃止をめぐる議論と入管法改悪
──今後の日本の労働市場における外国人労働者の立ち位置と労働運動の課題
指宿昭一(弁護士)
◆特集「地方移住の先にユートピアはあるのか?」
[鼎談]移住支援のトップランナーが語る、これからの日本に必要な「まちづくり」とは?──振興だけじゃなく、今こそ「縮退」の議論を
小松理虔(地域活動家)
伊藤綾(きら星株式会社代表取締役)
五十嵐泰正(筑波大学人文社会系教授)
[インタビュー]「移住支援」をしていたら「福祉支援」をやることに?!
──キラキラ移住物語の裏側にある実態と移住支援におけるケアの不在
寺井元一(株式会社まちづクリエイティブ代表取締役・NPO法人KOMPOSITION代表理事)
西本千尋(NPO法人KOMPOSITION理事)
[論考]「広範囲の都市化」と地方移住
──淡路島が「社会の最前線」の経由地となるとき
林 凌(日本学術振興会特別研究員PD)
[論考]地方移住再考
──かわまた田んぼリンクから
佐々木大記(かわまた田んぼリンククラブ代表)
◆新連載
社会運動史研究者がスポットワークをやってみて
第1回 このままでは暮らせない──賃金の上がらない国日本
黒川伊織(神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員)
困窮する移民・難民の生存権を求めて
第1回 「人として生きていく」ことが許されない
大澤優真(つくろい東京ファンド/北関東医療相談会)
ラディカル・アメリカ──トランス・パシフィック・レーバー・ヒストリー
第1回
篠田 徹(早稲田大学教授)
生活相談Q&A
「毒親」のいる実家脱出のための生活保護フル活用マニュアル
今岡直之(POSSE生活相談班)
◆単発
労働組合運動の新たな形──「非正規春闘」とは何か(下)
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)
家事労働過労死裁判に取り組む意義とその射程
佐藤 学(NPO法人POSSE・総合サポートユニオン)
◆連載
スポーツとブラック企業第15回 スポーツ村を変えるために──外部の意見を大切に
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)
父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第6回 家事労働者過労死裁判の支援活動から見えてきた社会運動の可能性
高橋優希
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『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。
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