■『POSSE vol.40 特集 教員労働問題と教育崩壊』
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A5判/192頁/本体1,400円+税/2018年11月10日発行
■vol.40目次
学校教育を現場で支えるのは教員だ。
しかしその教員の労働はいま、崩壊の危機にある。
過労死水準を超える長時間労働、支払われない残業代、部活動の負担の重さ……
教員を取り巻く労働環境は悪化の一途をたどっている。
本特集では学校教育のあり方を教員の労働という視点から捉えなおし、
教員自身による労働環境の改善の取り組みを紹介していく。
◆新連載
社会を変えるのは私たち第1回 ちゃぶ台返し女子アクションの取り組み
――女性の「生きづらさ」への違和感から「性的同意」の提起まで
大澤祥子(一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション共同代表理事)
◆特集「教員労働問題と教育崩壊」
職員室から「働き方改革」を始めよう――過熱化する教育現場を変えるために
内田良(名古屋大学准教授)
部活問題対策プロジェクトの取り組み
小阪成洋(部活問題対策プロジェクト)
部活動指導の外部化は教員労働改革の切り札となるか
本誌編集部
「ブラック私学」とどう闘うか
――関西大学付属校教員の不当解雇
本誌編集部
私学教員の働き方を変えるための闘い
――東京私立学校教職員組合の取り組み
峰崎明美(日教組私学・東京私立学校教職員組合書記次長)
私学教員の労働組合はどのように闘ってきたのか?
――戦後直後から九〇年代、現在までの運動の歴史
山口直之(全国私教連書記長)×増田啓介(東京私教連書記長)
給特法を産み落とした戦後教員労働運動の「献身性」
――日本の無限定な教員、ヨーロッパの専門職の教員
佐藤隆(都留文科大学教授)
「私学教員ユニオン」結成とその取り組み
――からの教員の働き方改善の実践
私学教員ユニオン
書評 内田良・斉藤ひでみ 編著
『教師のブラック残業――「定額働かせ放題」を強いる給特法とは?!』
本誌編集部
◆単発
何が行政の障害者雇用水増しを許したのか?――医学モデルと社会モデルの谷間
永野仁美(上智大学教授)
「沖縄 子どもの貧困」の現在
――ブームに終わらせない取り組みに向けて
横江崇(弁護士)
書評 今野晴貴 著
『ブラック企業から身を守る!会社員のための「使える」労働法』
笹山尚人(弁護士)
「経済成長」は長期停滞の処方箋か?
――『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう―レフト3・0の政治経済学』への応答
宮田惟史(駒澤大学准教授)×藤田孝典(NPO法人ほっとプラス代表理事)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)
書評 ナオミ・クライン 著
『NOでは足りない――トランプ・ショックに対処する方法』
藤田孝典(NPO法人ほっとプラス代表理事)
書評 佐々木隆治 著
『マルクス 資本論』
本誌編集部
ブラック企業の求人停止という戦略
――ジャパンビバレッジの事例から考える
本誌編集部
◆連載
海外留学見聞録No.3 オーストラリア シドニー大学
戸谷知尋(慶應義塾大学環境情報学部4年)
働く私たちのいまどきLIFE
第2回 就活サイト
本誌編集部
立ち上がる労働者たち
第2回 ここで諦めるのはよくない!
NGOレポートで読み解く第三世界の労働
特別編 グローバル企業とアジアのスウェットショップ
――第三世界の労働者を支援する労働NGO
李強(チャイナ・レイバー・ウォッチ代表)
それぞれの町で
第5回 地域社会とオルタナティブ
小松理虔(フリーライター)
スポーツとブラック企業
第4回 体操パワハラ問題にみるシゴキ上等という価値観
常見陽平(千葉商科大学専任講師)
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『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。
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