■『POSSE vol.4 特集 労働組合の新時代』
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A5判/168頁/本体500円+税
朝日新聞夕刊文化面にて『POSSE vol.4』の座談会が紹介されました。(2009/9/19)
■vol.4目次
【特集1】労働組合の新時代◆「労働組合が社会をつくる ―市民社会からグローバル化へ―」
田端博邦(東京大学名誉教授)
◆「大失業時代における労働組合のヘゲモニー戦略」
木下武男(昭和女子大学教授)
◆座談会「立ち上がる新世代の若者ユニオン ―最前線の現場から―」
河添誠(首都圏青年ユニオン)×菅野存(東京東部労組)
○全国に広がるコミュニティユニオンの活躍
◆1:「前例がないからやるんだ! 〜コミュニティユニオン30年の闘い〜」
高井晃(東京ユニオン)
◆2:ルポ「山形・福岡で広がるユニオン 〜相談とネットワークが地方の運動をつくる〜」
梁英聖(ライター)
◆「なぜ外国人労働者のユニオンが成功したのか ―文化の壁と不安定性を超えて―」
ウラノ・エジソン(上智大学講師)
◆「使い捨て」正当化の法的根拠をめぐって―ユニオンの期間工裁判の歴史的意義―」
今野晴貴(NPO法人POSSE)
◆「労働組合の歴史と役割がわかるミニブックガイド」
本誌編集部
◆コラム「ユニオンのここがすごい!」
本誌編集部
【特集2】「格差論壇」の座標軸
○特別企画 「格差論壇」MAPのゆくえ
◆「「格差論壇」MAPとは何なのか」
木下武男(昭和女子大学教授)
◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たか@」
五十嵐仁(法政大学大原社会問題研究所教授)
◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たかA」
濱口桂一郎(独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員)
◆座談会「「ニート論壇」って言うな! 〜「セカイ系」化する論壇か、論客の「精神の貧困」か〜」
杉田俊介(有限責任事業組合フリーターズフリー)×増山麗奈(超左翼マガジン『ロスジェネ』編集委員)×後藤和智(『おまえが若者を語るな!』著者)
◆「「やりがい」は間違っちゃいない! ―若者の力を生かすセーフティネット論―」
阿部真大(甲南大学講師)
◆「金融危機後の雇用対策はなぜ問題なのか」
本誌編集部
◆「労働と思想C サルトル ―ストライキは無理くない!―」
永野潤(大学非常勤講師)
◆書評 今野晴貴『マジで使える労働法』
■vol.4解説
【特集1】労働組合の新時代
「派遣切り」「派遣村」を経て、いま日本においても従来の「企業福祉」的な社会のあり方が崩れ、新しい福祉国家が必要とされてきている。<br>
本特集の前半では、そうした労働組合の社会的機能や歴史をふまえ、日本の労働組合に必要な戦略と運動について展望する。
後半では、地域の人々、外国人、そして若者を支える新しい労働運動について紹介する。旧来の日本型組合がとりこぼしてきた問題に取り組んできたからこそ、そこには新しい社会をつくる可能性があるのではないだろうか。<br>
こうした理論と実践から、労働組合がつくる新しい社会の可能性を考えたい。
◆「労働組合が社会をつくる ―市民社会からグローバル化へ―」
田端博邦(東京大学名誉教授)
労働組合は社会をどのように変え、そして変えていくことができるのか?
その起源であるクラフトユニオンから、市民社会、福祉国家形成における役割まで、労働組合の歴史をわかりやすく解説。
そして、ヨーロッパの労働組合と比較しながら、日本の労働運動の限界を指摘、さらにはグローバルな労働運動の最前線を紹介するロングインタビュー。
◆「大失業時代における労働組合のヘゲモニー戦略」
木下武男(昭和女子大学教授)
これまでの日本の労働、社会保障のあり方を改めて問い返し、労働組合がどのような福祉国家を構想し、その実現のためにどのような実践が求められているのかを議論しています。
◆座談会「立ち上がる新世代の若者ユニオン―最前線の現場から―」
河添誠(首都圏青年ユニオン)×菅野存(東京東部労組)ほか
○全国に広がるコミュニティユニオンの活躍
◆1:「前例がないからやるんだ! 〜コミュニティユニオン30年の闘い〜」
高井晃(東京 ユニオン)
◆2:ルポ「山形・福岡で広がるユニオン 〜相談とネットワークが地方の運動をつくる〜」
梁英聖(ライター)
◆「なぜ外国人労働者のユニオンが成功したのか ―文化の壁と不安定性を超えて―」
ウラノ・エジソン(上智大学講師)
◆「使い捨て」正当化の法的根拠をめぐって―ユニオンの期間工裁判の歴史的意義―」
今野晴貴(NPO法人POSSE)
◆「労働組合の歴史と役割がわかるミニブックガイド」 本誌編集部
◆コラム「ユニオンのここがすごい!」 本誌編集部
【特集2】「格差論壇」の座標軸
若者の格差をめぐる言説はここ数年で非常に大きな盛り上がりを見せている。しかし、なかには格差を「消費」するだけのメディアや言説も少なくはない。
また、一見格差を是正するとみせかけて、貧困を生み出してきた構造やその転換の必要性から眼をそらすような議論や政策も出されている。さらには、自己満足の言説に陥り、若者にとどかない、あるいは社会を現実的に変えることのできない抽象論・理想論になっているとの批判もある。
いま立ち止まって、この論壇を見渡す必要があるのではないか。格差社会をどのようなシステムに変えていくのか。そしてそのヴィジョンを実現するためには、どうやって社会の構造へ、そして 「当事者」へとはたらきかけていけばいいのか?
○特別企画 「格差論壇」MAPのゆくえ
◆「「格差論壇」MAPとは何なのか」
木下武男(昭和女子大学教授)
◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たか@」
五十嵐仁(法政大学大原社会問題研究所教授)
◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たかA」
濱口桂一郎(独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員)
◆座談会「「ニート論壇」って言うな!〜「セカイ系」化する論壇か、論客の「精神の貧困」か〜」
杉田俊介(有限責任事業組合フリーターズフリー)×増山麗奈(超左翼マガジン『ロスジェネ』編集委員)×後藤和智(『おまえが若者を語るな!』著者)
◆「「やりがい」は間違っちゃいない! ―若者の力を生かすセーフティネット論―」
阿部真大(甲南大学講師)
◆「金融危機後の雇用対策はなぜ問題なのか」 本誌編集部
◆「労働と思想C サルトル ―ストライキは無理くない!―」
永野潤(大学非常勤講師)
◆書評 今野晴貴『マジで使える労働法』
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『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。
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