■『POSSE vol.2 特集 「蟹工船」ブームの先へ』
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■vol.2目次
特集は『蟹工船』×「名ばかり管理職」
ブームを超え、普遍性とヴィジョンある議論を
特集テーマは、揃って08年流行語トップ10内に選ばれた、『蟹工船』と「名ばかり管理職」。いずれも08年を代表するトピックになりました。
しかし、これらが着目された背景やそこにある問題は、08年になって初めて現れたわけでもなければ、ブームとして消費されてよいものでもありません。単に「悲惨な労働の現実」の象徴に終わらせるのではなく、現実を変えていくための課題としていくために、『POSSE』ならではの問題提起や政策議論をしています。
●「金融危機と派遣切り ―派遣政策の抜本的転換を」
今野晴貴(POSSE)
●「内定取り消しで泣かない方法」
川村遼平(POSSE)
―特集1 『蟹工船』ブームの先へ―
■対談「ナショナリズムが答えなのか 〜承認と暴力のポリティクス〜」
高橋哲哉(東京大学教授)×萱野稔人(津田塾大学准教授)
■「プロレタリア文学の「手紙」が世界に舞う」
楜沢健(文芸批評家)
■「「現代の蟹工船」から脱出するために」
雨宮処凛(作家)×土屋トカチ(映画監督)
■「国会議員に聞く!『蟹工船』ブームの真実」
小池晃(日本共産党参議院議員)/亀井亜紀子(国民新党参議院議員)
■「若者と『蟹工船』のリアリティ 〜ブームを普遍性にするには〜」
『POSSE』編集部
―特集2 名ばかり管理職/労働組合―
■「偽装管理職問題の周辺 ―正社員を追いつめる構造と労働側の戦略―」
熊沢誠(甲南大学名誉教授)
■「名ばかり管理職」の法律的問題
棗一郎(弁護士)
■過労死つくる「名ばかり管理職」「名ばかり労組」
須田光照(NPO法人労働相談センター)
■「「名ばかり管理職」と非正規労働者 ―マクドナルドとSHOP99の現場から―」
梁英聖(フリーライター)
■「記録をつけて、職場を変える〜日本マクドナルドユニオンと『しごとダイアリー』〜」
『POSSE』編集部
■「08年POSSE「若者の仕事アンケート調査」結果 〜やりがいと違法状態の狭間で〜」
今野晴貴(POSSE)
■「POSSE調査の意義と課題」
本田由紀(東京大学教授)
■「労働と思想2 グローバル資本主義と不自由賃労働 ―マリア・ミースに寄せて」
足立眞理子(お茶の水女子大学准教授)
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『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。
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