POSSE vol.13

『POSSE vol.13 特集 ダメな雇用創出が震災復興を妨げる?』

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A5判/224頁/952円+税


『POSSE vol.13』が今週末、誌面をリニューアルして12月10日頃から発売されます。

巻頭特集「絶望の国の困ってる若者たち」では、「新世代の論壇、社会運動」を取り上げています。
今年話題をさらった若手論客2人、『困ってるひと』の大野更紗さんと『絶望の国の幸福な若者たち』の古市憲寿さんの対談を掲載。80年代生まれの若手論壇の苦労とそれぞれのテキストにかける思い、そして社会運動観を辛辣に語ります。
東日本大震災の被災者支援の活動に取り組むNGO・NPOの若手スタッフによる座談会では、反貧困・震災以降の社会運動が議論されてます。

そして特集は「ダメな雇用創出が震災復興を妨げる?」。被災地の雇用創出政策から、これからの公的な雇用創出のあり方について特集しています。
『キャッシュ・フォー・ワーク』著者で関西大学准教授の永松伸吾さん、そして本誌でもおなじみ教育社会学者の本田由紀さん、労働社会学者の木下武男さんによる座談会では、被災地の雇用創出としてのキャッシュ・フォー・ワークと失業者対策事業を論じます。
さらに、民主党政権で数々の会議に参加された北海道大学教授の宮本太郎さんが、民主党政権のアクティベーション政策を総括、そして海外の就労支援モデルをもとに、震災以降の雇用創出政策について展望します。


■vol.13目次

巻頭特集 「絶望の国の幸福な若者たち」

対談「「幸福」な世代の新しい社会運動?」
大野更紗(作家・大学院生)×古市憲寿(社会学者)

若者に「社会変革」を期待するな?
世代論、イデオロギー、物書きのコスト、ムラ社会…
『困ってるひと』、『絶望の国の幸福な若者たち』の
注目の若手論客が、上の世代に物申す!


ボランティアのコーディネート、震災後の活動から財源問題まで議論!
座談会「反貧困・震災以降のNPO論
現場から語る行政・市場・ボランティア」

NPO若手スタッフ有志;
内尾太一(NPO法人「人間の安全保障」フォーラム事務局長)
小幡邦暁(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長)
合田茂広 (一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター理事)
菅野拓(一般社団法人パーソナルサポートセンター事務局次長)
藤田孝典(NPO法人ほっとプラス代表理事)ほか


公園からの強制排除を経て、世界が注目する「99%」の新たな展望
「「ウォール街占拠」の次へ――継続性と組織化の戦略」」
錦織史朗(大学院生)

気鋭の若手思想家が現代社会を哲学で考察する
新連載「…And Philosophy for All――万人のための哲学――
第1回 人類史的に見てなぜ保育園が重要なのか」
國分功一郎(高崎経済大学准教授)


女性誌・ファッション誌などで話題の「貧困ガール」安全ちゃんの新連載!
新連載「安全ちゃんの貧困ガールガイド 第1回
われら貧困ガール宣言。万国の貧困ガールよ、団結せよ!」
安全ちゃん(ライター)


特集
「ダメな雇用創出が震災復興を妨げる?」

規制緩和、派遣会社、住民自治……雇用創出の課題とは?
戦後雇用政策のタブー「失業対策事業」の再生に迫る!

座談会「キャッシュ・フォー・ワークが日本の失業を救う?
被災者支援は失業者対策になるのか」
永松伸吾(関西大学准教授)×本田由紀(東京大学大学院教授)
×木下武男(昭和女子大学特任教授)×今野晴貴(NPO法人POSSE代表)


政権交代から2年…雇用創出と職業訓練は
震災後にどのようなビジョンを描けるのか

「アクティベーションの困難と震災後の就労支援モデル」
宮本太郎(北海道大学大学院教授)


誠実な取り組みが悪用される? 曖昧にされる労働者性を問う
「キャッシュ・フォー・ワークを労働法から考える」
鴨田哲郎(弁護士)


官製ワーキングプアではなく、リビングウェィジをつくる自治体へ
「被災地に公契約条例の復興特区を!」
小畑精武(自治労公共サービス民間労組評議会アドバイザー)


震災復興で漁業者にはどのような雇用対策が必要なのか
「漁業再建と被災者雇用をどう考えるか」
加瀬和俊(東京大学大学院教授)


被災者と企業の「ミスマッチ」論?浮かび上がる「地方都市」の労働市場のゆくえ
「震災は「派遣村」を繰り返すのか 仙台市ハローワーク前調査報告」
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)

持続的な被災者支援と事業運営を
仙台市のPOSSEスタッフからの報告

「非日常から日常へ 被災地での実践的取り組み」
渡辺寛人(NPO法人POSSE事務局)

復興事業で増えた野宿者、「コールセンター」の罠、
緊急雇用創出のその後…

「失業を解決しない?震災後の雇用創出」
本誌編集部


原発事故から金融危機までを切り取るリスク社会論
「個人化」から「サブ政治」「市民労働」「ベーシックインカム」を問う

連載「労働と思想13「ウルリッヒ・ベック――個人化する社会」
鈴木宗徳(法政大学准教授)


連載「われらの時代の働きかた その6 流転の職歴」
熊沢誠(研究会「職場の人権」代表)


連載「労働相談ダイアリー FILE:9
「辞表を書いてこい」という命令」
川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)


連載「検証・格差論 第6回
「ゆとり教育世代」の恐怖?
――ステレオタイプはいかに消費されるか」
後藤和智(「後藤和智事務所OffLine」代表)


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書店注文は堀之内出版(TEL:042-682-4350 FAX:03-6856-3497)にご連絡ください。

POSSEとは

『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。

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