労働法研究会
NPO法人POSSE(ポッセ)では年間約400件の労働相談を受けていますが、相談者の方に問題解決までの道筋をアドバイスするためには、法律や制度に関する適切な知識・理解が不可欠です。
そして、法律や制度は社会の情勢に合わせて変化していく若しくは変えていく必要があるものなので、常に学習を重ねていく必要があります。これらの課題に対応していくために、労働法研究会では以下の取り組みを行っています。
▼活動内容
・「労働相談の報告」の作成
3ヶ月ごとに、その間NPO法人POSSE(ポッセ)に寄せられた労働相談の報告を作成しています。労働相談の報告の作成にあたっては、その間の相談事例を集計・整理し、傾向や特徴の分析、問題の背景や今後の課題の検討等を行っています。作成した労働相談の報告はブログにアップし、問題や課題を発信しています。
・法律・制度に関する研究
相談の傾向や特徴の分析から見えてきた問題や課題に対応していくために、関連する法律や制度についての研究活動を行っています。労働法研究会内部での勉強会に加え、学者や弁護士等の専門家を交えての勉強会の開催等も行っています。これらの活動の成果は、労働相談の現場へフィードバックすると同時に、冊子の作成や雑誌への掲載等を通じて外部へも発信しています。
▼活動頻度
上記の活動内容を行う会議を2週間に一度、主に土・日に開いています。学生以外にも社会人の方も参加しており、次々回までの日程及び時間帯を毎回会議の最後に調整しています。また、3ヶ月に1回程度のペースで外部からの参加者を交えた勉強会を開催していきます。
▼活動実績
・年4回労働相談の報告を作成しブログへ掲載
・テーマごとの学習会
―休職、労働基準監督署、労災認定基準、パワハラ、退職強要等
・勉強会の開催
―2011年12月23日(金)「職場におけるいじめ」をめぐる労働法
―2012年1月7日(土)「ハラスメントを伴う退職強要型事案への取り組み」